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秋の行楽シーズン 外出先で食事をするときに気をつけたい衛生習慣

秋の公園でお弁当を取り分ける家族

秋は、ピクニックや紅葉狩り、運動会など、外で食事を楽しむ機会が増える季節です。

秋の行楽を安心して楽しむためにも、外出先での食事では、手洗いや食品の温度管理を意識することが大切です。

気温が下がる秋も日中は暖かくなることがあるため、基本的な衛生習慣を確認しておきましょう。

外出先での食事で気をつけたい3つの基本

外出先で意識したいのは、食品に細菌やウイルスを「つけない」、食品の中で「ふやさない」、加熱できるものは十分に加熱して「やっつける」という考え方です。農林水産省も、食中毒予防の大原則としてこの3点を示しています。

同時に、混雑した飲食スペースでは、咳やくしゃみによる飛沫などへの配慮も必要です。食品を介して起こる食中毒への対策と、人から人へ広がる呼吸器感染症への対策は同じではありません。

手洗い、食品の温度管理、咳エチケットなど、それぞれに合った方法を組み合わせることが大切です。


食べる前に手を清潔にする

電車のつり革、券売機、手すり、スマートフォンなどに触れた手で、そのままおにぎりやパンを持つと、手についたものが食品や口元に移る可能性があります。食事の前は、石けんと流水による手洗いが基本です。トイレの後や、動物に触れた後、鼻をかんだ後も洗い直します。

水道を使えない場所では、手指消毒剤を一時的な補助として利用できます。ただし、アルコール消毒はノロウイルス対策における手洗いの代わりにはなりません。手を洗える場所に着いたら、石けんと流水で丁寧に洗いましょう。

子どもは食べ物を手で持つことが多いため、大人が声をかけ、一緒に手をきれいにすると習慣にしやすくなります。

外出先で食事前に手を洗う様子

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お弁当やテイクアウトは 温度と時間に注意する

保冷剤を入れたお弁当用の保冷バッグ

保冷バッグと保冷剤を使う

お弁当やテイクアウト食品を持ち歩くときは、外出先での食事までの時間と温度に注意が必要です。

秋でも、日なたや閉め切った車内は温度が上がることがあります。要冷蔵の食品は保冷バッグに入れ、保冷剤を添えて持ち運びましょう。到着後も直射日光を避け、表示された保存方法を守って早めに食べることが大切です。

手作りのお弁当は 冷ましてからふたをする

温かいごはんやおかずを詰めてすぐにふたをすると、容器の中に蒸気がこもり、水分が増えます。

おかずは中心部まで十分に加熱し、清潔な箸で詰め、十分に冷ましてからふたをします。汁気の多い料理は避けるか、汁をよく切り、食品同士はカップなどで分けましょう。

見た目やにおいだけで安全とは判断しない

食中毒の原因となる微生物が増えていても、見た目やにおいに変化がない場合があります。

「秋だから大丈夫」「においが平気だから大丈夫」と考えず、保存状態や持ち歩いた時間を基準に判断しましょう。味やにおいに違和感がある食品は食べないでください。

バーベキューでは 生肉用と加熱後用のトングを分ける

バーベキューなどの外出先での食事では、生の肉を扱う箸やトングと、焼き上がった肉を取り分ける箸やトングを分けます。生肉を触った器具で焼き上がった肉やサラダを取ると、食中毒菌が加熱後の食品へ移るおそれがあるためです。

器具を分けられない場合は、生肉に使った後によく洗ってから使用します。食材を準備するときも、生肉の汁がそのまま食べる食品に付かないようにしましょう。

生肉用と加熱後用のトングを分けたバーベキュー

混雑した場所では 食事中の咳エチケットも忘れずに

食事中に咳やくしゃみが出るときは、ティッシュや腕の内側で口と鼻を覆いましょう。使ったティッシュはすぐに捨て、その後に手を清潔にします。周囲に人がいる場所では、食中毒対策とは別に、咳エチケットも意識することが大切です。

体調が悪いときは無理に参加せず、同行者にうつさないための判断も大切です。

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外出先での食事に備えて確認したい持ち物

  • 保冷バッグと保冷剤
  • 生肉用と加熱後の食品用に分けた箸やトング
  • 手指消毒剤
  • 使用済みのティッシュや包装を入れる袋
  • 必要に応じて予備のマスク

すべてを持ち歩く必要はありません。行き先に手洗い場や冷蔵設備があるかを事前に確認し、その日の食事内容に合わせて準備しましょう。

まとめ 外出先では食べる直前と持ち運び方を見直そう

秋の行楽を安心して楽しむためにも、外出先での食事では、手洗いと食品の温度管理を心がけましょう。バーベキューでは、生肉用と加熱後の食品用の箸やトングを分けることも大切です。

周囲に人がいる場所では、咳エチケットにも気を配ることが大切です。

感染や食中毒のリスクをゼロにすることはできませんが、食べる直前と持ち運び方を少し見直すだけでも、無理なく続けられる衛生習慣になります。出発前に必要なものを準備し、安心して秋の一日を楽しんでください。

参考資料

農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために
厚生労働省「食中毒
厚生労働省「手洗い
厚生労働省「咳エチケット
厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A